本の紹介
『ぼくは、パリのお菓子屋さん』
著者:千葉好男
フランスで花咲かせた日本人の腕前
中央公論新社刊定価1680円(税込み)
1968年9月、菓子作りの経験がない19歳の少年が、フランス菓子修行の夢を抱いて渡仏した。やっとの思いで修行の道に入ったものの、経験のないことがばれ「お前なんか、とっとと日本に帰れ!」と、怒鳴られたこともある。本当の菓子修行はここから始まったのだ。幾度の苦難を乗り越え、コンクールに挑戦し賞を受賞。そして妻や子供たちの支えを得ながら、自らの道を切り開いていった。フランスに住みついた一人の菓子職人が、波瀾万丈の人生を織りながら語る、フランス菓子謳歌。お菓子とフランスを愛する人、必携の処!
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